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アジア遠征記

先日のアフリカ遠征記に続いて、今度はアジアです。ミャンマーに行ってまいりました。
私の任務はこちらのニュースリリースにあった、MoUの調印式への参加だったのですが、裏ではRCOS特任助教・林正治とNII学術コンテンツ課係長・林豊の、ダブル林が過酷な任務に取り組んでいました。

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そもそもこのMoUは、ミャンマー教育省高等教育局と、ミャンマー大学学長協会、EIFL、NIIとの間で、ミャンマーのナショナルリポジトリの立ち上げを協力して行うことに対する覚書の締結でした。システムにはWEKO3を使いますし、運用していくコミュニティとしては、JPCOARのミャンマー版が必要です。
覚書を実行するためにダブル林は、ヤンゴン、マンダレー、またヤンゴンと合計三か所で、JPCOARの歴史セミナーやWEKO3利用習得のためのハンズオンセミナーを行っていたのです。

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私も経験があるのですが、開発途上国でやるハンズオンでは、ありとあらゆるトラブルが起きます。それらを事前に予測して対処しておくために、二人は一日前から現地に入り、環境の整備をしていました。
そうした努力のおかげで、ハンズオン当日は適度な^^;トラブルだけで無事に終了し、ミャンマーチームにとっても開発者から直接WEKOのことを教えてもらえる貴重な会となりました。皆さん本当に二人に感謝していました。

文面では簡単に書きましたが、言葉の壁を感じながら、かつ、次から次へと起こるトラブルを克服しながら会を成立させるということは、並大抵なことではありません。JPCOARで同様の会を企画したことを考えると、よく二人で最後までやり遂げたなと拍手喝采です。
こういう経験を通して、みんな自分の限界を超えていくんだなと感無量になりながら、私はミャンマービールをおいしく頂いておりました。

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思いっきり自分を試してみたい皆さん、RCOSに集まれ!

(山地 一禎)