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秘匿解析機能

データ駆動科学が真価を発揮するには、幅広い研究データが利用可能でなければなりません。しかし、個人のプライバシーや企業のビジネスにかかわる機微なデータは公開が難しく、利活用が進んでいません。次世代NII RDCは、機微なデータを安全・安心に活用できる「秘匿計算機能」を構想しています。

秘匿計算機能は、暗号化されたデータを一度も元に戻すことなく統計分析や機械学習を行う機能です。データ提供者は、機微なデータを暗号化して秘匿計算サーバに登録します。データ利用者は、秘匿計算ライブラリを用いた分析プログラムを書くことで、データの中身を知ることができないまま、統計分析だけを行うことができます。これにより、情報漏洩や不正利用のリスクが極小化され、機微なデータの利活用促進が期待されます。

RCOSでは現在、秘匿計算機能の実現に向けた研究の一環として、秘密計算システムの大学向けトライアルを実施しています。詳細はこちらのニュースをご覧ください。

NIIとNTT、秘密計算システムの大学向けトライアルを開始link

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