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キュレーション機能

RCOSで検討中のキュレーション機能は、GakuNin RDMやWEKO3とも連携しながら、大学共同利用機関や研究機関に属する分野の専門キュレータと大学図書館などの支援員の人的ネットワーク基盤を提供することで、データキュレーションの外部連携機能を実現します。ネットワーク参加機関は、自機関に適切なキュレータがいない専門分野であっても、本機能を通じてデータキュレーションを実施することが可能になります。これにより、研究者を特に負荷の高いデータ公開業務から解放し、研究に専念できる環境を作り出すことが可能になります。


研究データの利用価値を高めた形で公開したい

研究データの利用価値を高めるためには、FAIRデータ原則などの国際標準を踏まえ、他分野の研究者や市民にも解釈が可能な形にデータを加工し、リッチなメタデータを付与する必要があります。一方で、このようなキュレーションを実施するためには、研究者だけではなく、データの定式化(何らかの標準に沿った形で整理すること)や、メタデータ付与に関する専門の知識を持つ人材(データキュレータ)の協力が不可欠です。検討中のキュレーション支援機能では、ネットワーク参加機関に所属する専門のキュレータと各研究者を結び付け、自機関に適切なキュレータがいない場合でも専門的なデータキュレーションサービスを受けることが可能になります。


研究データのキュレーションサービスを展開したい

検討中のキュレーション機能では、単一の機関ではカバーできない多様な専門分野のデータをキュレーションしたいニーズに応えるため、大学共同利用機関や研究機関に属する分野の専門キュレータと大学図書館などの支援員の人的ネットワーク基盤を提供します。大学図書館では、自機関の研究者から寄せられたキュレーションのニーズを集約し、自機関でカバーしていない分野のキュレーションを他機関の専門家に依頼することが可能になります。この基盤では、適切なキュレータの登録・割当機能、相互キュレーションのサービス利用管理機能といったベーシックな機能のほか、キュレーション作業のワークフロー管理機能、キュレータの活動実績可視化機能、 FAIR準拠データへの認証マーク発行管理機能といったアドバンストな機能も提供する予定です。