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データプロビナンス機能

データプロビナンス機能は、研究データの来歴情報の管理を通じて、研究データの出自を正確に把握し信頼性を維持することが可能となる機能を実現します。本機能は、個々の研究データが生成・加工・利用される際に記録されるさまざまな情報(時間、操作、入力データ、パラメータ、実施者等)を利用して各々の研究データを結びつけ、研究データが経てきた変遷のトレースが可能となることにより、その真正性を保証する機能を実現します。


論文中に記載のデータに不正がないことを示したい

研究公正の面で、論文等に記載されるデータに疑義がないことを示すことが求められる場合があります。データプロビナンス機能により、研究データの生成から加工に至るプロセスの履歴を抽出することにより、データに不正がない事の客観的証拠として示すことが可能になります。


研究データがどこでどう使われているかを把握したい

研究データの来歴情報を利用することで、研究データがどこでどのように利用されたかを追跡することが可能になります。研究者が生成した研究データの二次利用によって更に多くの研究成果が生み出された場合、それが研究者の評価に繋がる可能性があり、研究データ利活用の活性化、更にはオープンサイエンス推進に繋がっていきます。