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WEKO3(公開基盤)


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WEKO3は、研究者が公開すると判断した研究データや関連の資料を公開するためのデータ公開基盤です。論文も含めたデータを登録、公開するために必要な機能を有しています。GakuNin RDMとの連携により、研究成果を簡便な操作で研究者の所属する機関リポジトリに公開することができます。オープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)linkと国立情報学研究所(NII)が共同で提供する機関リポジトリのクラウドサービス(JAIRO Cloud)を利用する機関は、クラウドサービスとしてWEKO3の機能を利用いただけます。


研究成果の可視性を向上させたい

WEKO3(公開基盤)で公開される研究成果は、ウェブページとして公開されるだけでなく、機械処理による多様な手法を通じて公開されます。WEKO3では、機関リポジトリとして標準的なOAI-PMHやResourceSyncによるメタデータ提供、検索エンジンのために提供されるSitemap機能、Metaタグを利用したGoogle Scholar連携、schema.orglinkを利用したGoogle Dataset連携、加えてソーシャルサービス経由での公開にも対応しています。WEKO3は、今後もメタデータおよびコンテンツ流通手法の標準技術に積極的に対応することで、研究成果の可視性向上に努めていきます。


研究成果を一定期間後に公開したい、特定機関にだけ公開したい

WEKO3(公開基盤)では、指定した期日に研究成果を自動的に公開する機能(エンバーゴ機能)を有しています。研究成果を登録した時点では、大学等の機関内での共有にとどめ、1年後に一般公開するといった公開手法を選択することができます。また、特定のIPアドレス空間に対してのみ、研究成果を公開するといった対応も可能です。WEKO3は、研究成果を公開したいという研究者や学術機関のニーズに対応した公開手法に対応していきます。


独自メタデータ形式で研究成果を管理、公開したい

WEKO3(公開基盤)では、学術機関等の研究成果をアイテムという単位で管理、公開します。そのアイテムのメタデータを表現したのがアイテムタイプであり、利用機関による自由なカスタマイズが可能です。また、カスタマイズしたアイテムタイプを特定のXMLスキーマ(Dublin Core、JPCOARスキーマ、DDI codebook)に対応付けすることで、当該XMLスキーマによるメタデータ出力が可能になります。WEKO3では、独自のメタデータ形式でアイテムを管理しつつ、一般的なメタデータ流通手法に沿った研究成果公開が可能です。