日本語
  • TOP
  • RCOS日誌
  • 第21回図書館総合展・フォーラム開催報告

第21回図書館総合展・フォーラム開催報告

大学における研究データ管理を進めるには、さまざまな部署の連携による研究者支援が不可欠です。しかしながら、大学の現場では、組織的な研究データ管理はほとんど行われていないというのが現状ではないでしょうか。
そこで、まずはソフト面のサービスを担う図書館と、ハード面の支援を期待される情報センターが担うべき役割について議論する場として、第21回図書館総合展において、2019年11月12日(火)に「大学における研究データ管理に点火する」と題したフォーラムを開催しました。

20191128-1.jpg

このフォーラムでは、国立大学図書館協会(JANUL)オープンアクセス委員会・大学ICT推進協議会(AXIES)データマネジメント部会・国立情報学研究所(NII)のそれぞれの取り組み紹介や、大学における研究データ管理の実践を促すために何が必要か等の議論が行われました。


「大学における研究データ管理に点火する」
登壇者
司会:尾城 孝一(国立情報学研究所オープンサイエンス基盤研究センター)
講師:高橋 菜奈子(東京学芸大学附属図書館)
講師:松原 茂樹(名古屋大学情報連携統括本部情報戦略室)
講師:山地 一禎(国立情報学研究所オープンサイエンス基盤研究センター)
モデレーター:木下 聡(国立情報学研究所学術基盤推進部)


午前中の人が集まりにくい時間帯にもかかわらずほぼ満席となり、このテーマに対する関心の高さが伺えました。このフォーラムをきっかけとして、各大学における研究データ管理をどのように連携して実践するべきか等の議論が具体的にスタートすることを願っております。

各講演者の発表資料は、NIIwebサイト内・図書館総合展アーカイブのページで公開されています。

余談ですが、数日間出張で見掛けなかったセンター長がリーチマイケルのようになって登壇していました。先日の記事から推察するにラグビーのせいかと思われます。

20191128-2.jpg

(古川 雅子)