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Brexit後の英国学部へのEUからの出願、7%減少

1月15日に締め切られた英国大学の学部への出願ですが、全体では564,190名が出願し、昨年度比で全体では5%減、EUからの出願は7%減であったことが判明しました。
EUからの学生はBrexit後も、2017年度入学については、授業料および学生ローンは英国学生と同等の水準とされていたにもかかわらず、このような減少となり、最終的には42,070名の出願にとどまりました。

一方、出願者の減少の絶対数は、英国学生の方が一桁多く、これは看護学に関わる奨学金が廃止されたこと、近年拡大傾向にあった18歳人口の大学志願率が頭打ちになったことによると見られています。
英国では近年継続して、出願者を対前年度比で伸ばしていましたが、今年度のように前年に対して減少したのは、授業料3千ポンドが導入された2006年と、授業料が9千ポンドに値上げされた2012年のみです。

[Times Higher Education] (2017.2.2)
EU student applications to UK down 7% after Brexit vote

徐々にBrexitの影響も出てきているようですね。
なお記事のリンクには、出願者数の下げ幅を示す棒グラフもあるので、ご関心の方はご覧下さい(少し説明と分析が分かりにくいのですが・・・)。

船守美穂