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RCOSメンバーよりごあいさつ:兵頭悦子

2023.10.27

10月1日にRCOSのメンバーとなりました兵頭と申します。
初めての在宅勤務でWeb会議やSlackでのやり取りなど慣れないことも多い中、みなさまには親切にしていただき、たいへん感謝しています。
みなさまのお役に立てるように今後も努力して参りますので、よろしくお願い申し上げます。

私の趣味のパン作りのお話を少しさせていただきます。
今年の夏は前代未聞の暑い日々でした。
10月も半ば過ぎ暑くもなく寒くもない気候になってきて、ようやくパンを作るのに良い季節になってきました。
パンを作るのに季節が関係する? かと思われますが、パンは温度と湿度がとても大事なのです。
人気のパン屋さんが「おいしいパン作りはその日の気温と水温、湿度を知ることから始まる」とテレビでおっしゃっていました。

パンで関係する温度といえば、発酵時や焼成時の温度はもちろんですが、実は最初のパン生地の捏ね上がりの温度がパンのおいしさに非常に左右されます。
ベストな状態の捏ね上がり温度は28〜30度となりますが、その温度に生地温をもっていくために季節によって材料を冷やしておいたり、水を少しあたためたりします。
例えば猛暑の日であれば水を冷やすのはもちろんですが、粉、塩、砂糖を冷蔵庫にいれて冷やしたり、冬の乾燥している日であれば水温を上げ、レシピより数パーセント水分を増やしたりと、その日の天気によって変えていきます。
気温によって水温、湿度を適度に保ち、仕込水を調整しながら捏ね上がりの温度を季節問わず一定にしていく作業はまるで実験のようであり、おいしく焼きあがるとガッツポーズをしたくなります。

前述したとおり今は気温も湿度もパン作りに最適な季節ですが、今の私は業務を覚えることに追われてなかなかパン作りに気持ちが向いていません。
気持ちと時間に余裕ができるようになれば、また好きなパンやお菓子作りを復活させたいと思います。

20231027-1.jpg

写真のパンは今の時期にぴったりの南瓜を練り込んだパンです。南瓜の形にみえますか?

(兵頭 悦子)