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図書館総合展フォーラムレポート 2

今年は11月1日から30日まで、図書館総合展がオンラインで開催され、RCOSからも数名がNIIフォーラムでの発表を行いました。
そこでRCOS日誌では2回にわたり、参加者のレポートを掲載します。(→ 前回のレポートはこちら
講演資料については、NIIの特設サイトで公開しています。こちらも是非併せてご覧下さい。


11/6(金)に「機関リポジトリについて考えよう!」というタイトルで、機関リポジトリの在り方について議論するとともに、次期JAIRO Cloudで提供予定の機能について紹介しました。

現在、600以上の大学・研究機関が機関リポジトリシステムJAIRO Cloudを使って所属研究者の研究論文や研究データを公開しています。今後、オープンサイエンスを一層推進していくためには、JAIRO Cloudを図書館員と研究者双方にとって魅力的なサービスにしていく必要があります。

そこでRCOSでは、図書館員や研究者の皆さまからご意見をいただきながら、機関リポジトリの利用を促進する機能を開発しています。1つは各出版社のアーカイビングポリシーを省力的に確認するためのアーカイビングポリシーデータベース連携機能であり、もう1つは研究論文や研究データの利用希望者に対して審査を行う制限公開機能です。これらの機能を活用することで、研究論文の省力的な公開や研究データの特性に合わせた公開が可能になります。

フォーラムでは、これらの機能を試験的に利用している機関にも発表いただき、342名の方が参加くださいました。ディスカッションでは、オープンサイエンスを推進していくためには、機関単位ではなく、コミュニティ単位で活動していく必要があることなど、これからの機関リポジトリの運用の在り方について活発な議論が行われました。皆さまから頂いたご意見をもとに、JAIRO Cloudをより魅力的なサービスにしていきたいと思います。

(河合 将志、朝岡 誠、林 正治)