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世界で最もパワフルなパスポート、日本国!

2018.10.15

Henley & Partners社が2018年10月9日に発表したHenley Passport Indexによると、世界で最もパワフルなパスポートは日本国のものだそうです。先月からミャンマーにビザなしで入国できるようになり、日本は190カ国にビザなし、もしくは入国と同時のビザ取得(visa-on-arrival access)で入国できます。それまで同位であったシンガポールは、189カ国で二位となりました。ちなみに韓国は本年10月1日から、ミャンマーにビザなしで入国できるようになりました。

三位は188カ国のドイツ、フランス、韓国。四位は187カ国のデンマーク、フィンランド、イタリア、スウェーデン、スペイン、五位は186カ国のノルウェー、英国、オーストリア、ルクセンブルグ、オランダ、ポルトガル、米国です。

自由度が最もないパスポートは、30カ国のアフガニスタンとイラク。これに32カ国のシリアとソマリア、33カ国のパキスタンが続きます。

Henley Passport Indexは、国際航空運送協会(International Air Transport Authority, IATA)から提供のデータを用い、199カ国のパスポートと227の渡航先をカバーします。年を通じて更新され、各国のビザポリシーが変更が都度反映されます。

Arton Capital's Passport Indexは193の国連メンバー国を対象に、6領域(台湾、マカオ、香港、コソボ、パレスチナ、バチカン)は除外して、ランキングを行います。2018年の発表ではシンガポールとドイツが165カ国で一位、デンマーク、スウェーデン、フィンランド、ルクセンブルグ、イタリア、フランス、ノルウェー、オランダ、スペイン、韓国、米国が164カ国でこれに続きました。

Nomad Passport Indexはこれらに対して、199カ国を5つの要素でランキングします―ビザなし入国、国際課税、印象(perception)、二重国籍、個人の自由度です。2017年のランキングによると、スウェーデンが最も好ましいパスポートで、ベルギーが二位、スペイン、イタリア、アイルランドが三位と続きます。

[CNN] (2018.10.9)
Henley Index: Japanese passport now world's most powerful

米国の友人が、lucky you! と言って、この記事をわざわざ送ってくれました。日本はこのようなところで、世界一位だったのですね。これが日本の外交手腕に依るものなのか、全般にゆるりとした日本の態度(?)の累積の結果なのかは、微妙なところですが・・・。

本当はNomad Passport Indexで一位の方が良かったのかもしれません。とはいっても、あまりクリアとは言えない指標なので、今回のHenleyのランキングほどインパクトがありませんが。

船守美穂