東海地区セミナーの開催報告
2024年12月3日に、「第3回東海地区学術データ基盤セミナー 第5回研究データエコシステム東海コンソーシアムセミナー」が開催されました。東海地区学術データ基盤セミナーは、研究データの管理・公開・利活用のあり方を議論することを目的として、国立情報学研究所オープンサイエンス基盤研究センターと名古屋大学学術データ基盤整備部会が企画したもので、第3回目の開催となります。今回は、文部科学省の「AI等の活用を推進する研究データエコシステム構築事業」の一環として立ち上げられ、愛知県、岐⾩県、三重県、および、静岡県の国公私立大学、高等専門学校、研究所等の学術機関が連携し、研究データエコシステムの構築拠点を東海地域に整備し、その普及と利用促進を目的とした活動を行う「研究データエコシステム東海コンソーシアム」との合同セミナーとして開催されました。
NIIからはオープンサイエンス基盤研究センター長の山地先生、公開基盤の担当である林先生、NII RDCデータガバナンス機能の担当者である平木先生から、研究データ管理の在り方、オープンアクセス義務化に向けたNIIの取り組み、NII RDCが目指すデータ管理にとって重要な役割を果たす研究データガバナンス機能について講演しました。
また、「AI等の活用を推進する研究データエコシステム構築事業」の共同実施機関(ルール・ガイドライン整備チームのリーダー機関)である名古屋大学の青木先生からは、「『PIDエコシステムに関する調査報告書』の公開」と題して、ルール・ガイドライン整備チームの活動報告がありました。さらに、松原先生からは「研究データエコシステム東海コンソーシアム」に関する説明がありました。
セミナー後に、現地参加者限定で実施した情報交換会では、参加機関の研究データ管理への具体的な取り組みについての情報共有と忌憚ない意見交換が行われました。
セミナー当日、登壇者の声が出なくなるというハプニングもありましたが、活況の中、無事にセミナーを終了することができました。
当日の講演資料は、名古屋大学の機関リポジトリで公開されています。
(宮坂 啓子)
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