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桜の話

2023.04.03

この日誌が公開される頃はちょうど桜の季節だとおもいます(少し過ぎているかも)。
久しぶりのRCOS日誌ですが桜のお話を書いてみようと思います。

日本では寒冷な気団と温暖な気団が前線を作り出し雨を降らせます。
これに準えて全国的な桜の開花時期・地域を指し桜前線などと言います。
ごく当たり前のように捉えられますが綺麗な前線ができるには理由があります。
この桜前線をつくる桜は1個体のクローンであり、天候条件に同じように反応するからと言われています。そう、ソメイヨシノです。
学名は 'Cerasus x yedoensis' 、ゲノム情報も公開されているようです。
このゲノム情報公開の少し前には父方がオオシマザクラだと突き止められました(母方はエドヒガン)。
品種名は英語でも 'Somei-yoshino' です。
ちなみに、ゲノム情報の公開場所がグーグル・ドライブというのが、そういう時代だと感じさせますね。。。

ところで、決まった場所・決まった時期に一斉に植物が開花する現象をスーパーブルームと言い、砂漠などの厳しい環境下において観察される現象で「前線」とは異なる現象です。
この現象を起こす植物種は様々で、しかも複数の種が混在することによりその場所は豊かな色合いを構成するのでこちらも大変美しいとのこと、有名な観光スポットであることもしばしばです。

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さて話を桜に戻すと、私の自宅の近くにも桜の名所(?)があります。
久しぶりに行ってみましたが、例年ですと車の渋滞と人のごった返しなのに今年は散歩をしている人がちらほらという程度でした。
すこし離れた場所にもう一ヶ所ありますが、こちらは例年より人出が多く出店まで出ていました。
コロナ自粛もそろそろ解禁でしょうか。

写真は自宅付近の桜です。

(天野 晃)