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図書館総合展フォーラムレポート 1

今年は11月1日から30日まで、図書館総合展がオンラインで開催され、RCOSからも数名がNIIフォーラムでの発表を行いました。
そこでRCOS日誌では2回にわたり、参加者のレポートを掲載します。(→ 第2回のレポートはこちら
講演資料については、NIIの特設サイトで公開しています。こちらも是非併せてご覧下さい。


NIIフォーラムの初回となる11/4(水)朝9時は、「誰がやる? 研究データ管理サービス」と題して、研究データ管理の人材をテーマに議論が行われました。
なかなか表立った動きがないように見える国内の現状とは裏腹に(?)、最終的には380名の方からお申込みをいただき、関心の高さを伺わせるセッションとなりました。
ディスカッションでも多くの質問が寄せられ、研究データ管理人材に求められる素養、レコードマネージャー/アーキビストの可能性、日本なりのサービスモデル構築、データ利活用を見据えた管理のあり方など、多岐にわたるトピックについて議論が展開されました。一つ一つがとても面白いトピックでしたが、限られた時間のため深掘りできなかったのが心残りです。今回のフォーラムが、国内の研究データ管理推進の一助となれば有難い限りです。
(南山 泰之)


11/6(金)の午後に「CiNii、研究データに出会う。」というタイトルで開催されたフォーラムにて、研究データのディスカバリーサービスに関する議論と、「CiNii Research」の先行公開版である「プレ版」のリリース報告及びデモンストレーションを行いました。
CiNii Researchは、NIIのサービスである「CiNii Articles」、「CiNii Books」、「CiNii Dissertations」に続く、新しい検索基盤です。研究データや論文、プロジェクト情報などが統合された研究リソースを一括検索することができ、図書館や学術機関の方が調査・研究を行う際に威力を発揮します。
フォーラムでは日々研究データの管理に携わっている研究者、図書館員の方々からも、国内や分野間のデータ流通を巡る課題や将来像についての発表がなされました。最終的に533名の方に参加登録いただき、9件のご質問・ご意見が寄せられ、オンライン開催でありながら熱気と盛り上がりを感じる時間となりました。会場で受けた期待に十分に応えられるよう、来年の本番公開へ向けて精進して参ります。
(大波 純一)