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RCOSメンバーよりごあいさつ:大波純一

2020.04.27

はじめまして。
2020年4月よりオープンサイエンス基盤研究センター(RCOS)に着任しました大波と申します。

元々は生物学に関するバックグラウンドがあり、ウシやシカ、キリンのゲノムを研究していました。
その後、2000年代のヒトゲノム全解読によるパラダイムシフトを経験し、プログラミングやデータベース構築に携わるようになって、データ駆動型研究やオープンサイエンスにおける研究データ共有に意義を感じるようになりました。

前職では生命科学分野のデータベース検索基盤を提供しておりましたが、RCOSでも検索基盤・「CiNii Research」に携わって参ります。

CiNii Researchは現在開発中ではありますが、WEKO3(公開基盤)や他のデータベースで公開された研究成果を検索するための基盤です。

世間では「情報検索」と言えばGoogle検索で事足りる場面が多く、実際十分であることは少なくありません。
(実際RCOSのサイト内検索はGoogleのものを利用しています。ページ上部に検索ボックスが見えることでしょう)
しかし「研究」や「教育」、「知識発見」の分野では、営利企業が提供するプラットフォームの示す結果に違和感を覚えることがあります。

では、こういったアカデミックな事柄に最適な検索基盤とはどのようなものなのか?
その答えを皆様と協力して示せるよう、真摯に取り組んでいくつもりです。

こういった基盤の完成は、情報学や生物学だけでなく学問を体系付ける全ての分野の方のご協力無くしては成し得ません。
王道無き学問を共に歩む者として、相互に協力できるよう努力して参ります。今後ともどうぞ宜しくお願い致します。

(大波 純一)