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「荒川の五色桜」と無意識で知りたい情報

2018.03.28

洋平です。

NIIがある東京では例年より10日早く桜が満開を迎えています。

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桜越しに望む学術総合センタービル

桜といえば、私の住んでいる近所には荒川があり、その一帯はかつては「荒川の五色桜」と呼ばれた名所だったようです。
ワシントンの桜並木はここがふるさとなのだそうです。
とはいえ往事を彷彿とさせる風景はなく、ただただ広大な土手が広がっています。
かつてを偲んで五色桜を復活させようという趣もあるようです。

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荒川の土手の桜

......と書いている訳ですが、普段行かない区立図書館にたまたま散歩の途中で立ち寄り、たまたま季節柄、展示してあった桜の新書本を手に取って読んだらそのようなことが記載してありました。
あり得ないくらいの偶然が重なって近所がそのような場所だと知るに至った訳です。

通常、何か明確に知ろうという意思がなければなかなか、結果として知りたいことだったというところにはたどり着きません。
荒川の五色桜の情報は、本当に出会いとしかいいようのない一期一会のような経験でした。
意識の水面下にある、知りたいと思っていることっていろいろあると思います。
研究とかもそうで、そういうのが想像力の源になったりするのかなと考えると、こうした無意識を引き出すサービスというのは面白いかもしれません。

(林 洋平)