コード付帯機能
本サービスは「クラウド基盤研究開発センター
」が担当しています。
次世代NII RDCの高度化機能のひとつである「コード付帯機能」は、プログラムと実行環境にまつわる研究者の悩みを解決し、データとコードがスムーズに循環する世界を目指します。
コード付帯機能は現在、「GakuNin RDMデータ解析機能」「JDCat分析ツール」というサービス名で提供されています。
データ分析を共同研究者と分担したい
プログラムを開発・実行するにはハードウェアとミドルウェアを含む実行環境を適切に構築しなければなりませんが、これは多くの研究者にとってハードルの高い作業です。GakuNin RDMデータ解析機能を使えば、ブラウザ内でJupyterLabやRStudio、MATLABが使えるオンライン実行環境をワンクリックで構築できます。また、同じプロジェクトに所属する共同研究者や学生も全く同じ環境を自分用に再構築でき、環境構築でつまずくことがありません。
GakuNin RDMデータ解析機能はGakuNin RDMの拡張機能として機関単位で提供されます(機関ごとに利用申請が必要です)。申請方法や利用方法など、詳細はGakuNin RDMサポートポータル
をご覧ください。

実習用のプログラミング環境を配布したい
多数の学生や受講者にプログラミング実習をさせる授業やセミナーでは、個々のパソコンに実習環境を構築させるのに多大な労力を要します。JDCat分析ツールを使えば、受講者のパソコンにソフトウェアをインストールさせることなく、必要なパッケージが揃ったJupyterLabやRStudioの実行環境を受講者に提供できます。
JDCat分析ツールは利用者個人単位で提供されます(機関ごとの利用申請は不要です)。利用方法など詳細はJDCat分析ツール
をご覧ください。

研究成果の再現性を担保したい
研究者は、論文として発表した成果の信頼性を担保するために、根拠となるデータを公開することが求められています。しかし、データを処理したプログラムも一緒に公開しなければ、他の研究者が成果を再現することはできません。計算再現パッケージ機能を使えば、データ処理に用いたプログラムとその実行環境をパッケージ化し、論文とデータに紐付けて、誰でも再現可能な形で公開することができます。
計算再現パッケージ機能は現在、GakuNin RDMおよびJAIRO Cloudを利用している機関への提供へ向けて準備中です。

