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節目

2025.05.14

■ 旧センター長 山地 一禎より

ご存じの方も多いと思いますが、2025年4月より、RCOSのセンター長は、わたくし山地から谷藤さんに交代しました。
NII RDCを構築し運用するというミッションのもと、RCOSは2017年から活動を開始しました。大学や研究機関の関係者の方々に温かく見守って頂きながら、NII RDCの開発や運用を進めてこられたことを大変ありがたく思っております。これからは、NIIの他の事業系のセンターとの連携をさらに深め、より付加価値の高いサービスへと成熟させていく必要があります。
私自身は2025年度から、データ基盤に限らず、認証やクラウドの活動にも目を向けながら、事業全体の活動を支援していく立場となります。単に横連携を強化するだけではなく、事業全体の大幅な効率化や将来に向けての新しい領域を開拓することが、自らに課せたミッションです。皆さまとの対話を深めながら、NIIの事業をより魅力的なものへと成長させていきます。今後とも宜しくお願い致します。

(山地 一禎)

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■ 新センター長 谷藤 幹子より

ご存じの方は少ないと思いますが、4月1日付でRCOSのセンター長を拝命いたしました。
NIIに着任してから早くも2年が経ちました。月日の流れは本当に早いもので、文字通り光陰矢の如しです。この間、組織の成り立ちを肌で学びながら、情報科学分野の環境に少しずつ慣れてきたかと思う頃、今回の大役を担うことになり、身の引き締まる思いです。
研究データプラットフォームは、その概念的な理解をもとに機能要件へと落とし込み、設計・開発を進める過程で、研究基盤特有の柔軟性と先進性のバランスを模索しながら要件を確定させ、「(研究の)場」として体系化されていきます。
NIIが大学共同利用機関として全国津々浦々に提供する研究基盤の整備・発展には、想像を超える挑戦と苦闘が伴います。だからこそ、一つの山を越えるたびに「これだ!」という共感を、仲間や研究者と分かち合いながら、リアリティのある「場」へと仕上げていきたいと考えています。
単なる機能の集合体ではなく、そこに確かに研究が存在し、その礎となるのが「NII RDC」です。「使ってよかった」と思っていただけるよう、研究の日々に深く根ざした信頼と透明性を備えた国の基盤づくりを目指し、仲間とともに走り続けてまいります。
そして、研究に関わる多くの方々に「NII RDC」のファンになっていただけるような世界を目指して、邁進してまいります。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

(谷藤 幹子)