研究データエコシステム中国四国コンソーシアム設立シンポジウム
2024年11月29日、広島大学東広島キャンパスで「研究データエコシステム中国四国コンソーシアム設立シンポジウム」が開催されました。
このシンポジウムは、「AI等の活用を推進する研究データエコシステム構築事業」の一環として今年度立ち上げられた「中国四国コンソーシアム」の活動内容及び計画について紹介するために広島大学とNIIが共同で企画したもので、第1部はハイブリッド、第2部はオンサイトのみで開催されました。
全国から200名近い申込みがあり、当日参加は、オンサイト50名、オンライン視聴130名と非常に多くの方にご参加いただけました。
シンポジウムは、広島大学理事・副学長(研究担当)である宮崎誠一氏の開催挨拶で始まり、広島大学副学長(情報担当)西村浩二氏から、研究データエコシステム中国四国コンソーシアムの計画や参加機関募集の説明がありました。特徴的な取り組みとして、次世代論文検索システムを参加機関と共同利用し、掛かるコストを最大限有効利用する計画が示されました。
NIIからは、「地域の力で切り開く、研究データ管理のこれから」(中野恵一)、「オープンサイエンスに向けた動向と大学における研究データ管理」(船守美穂)、「これからの機関リポジトリの在り方」(林正治)、「大学の研究データ管理におけるGakuNin RDMの役割と実践」(込山悠介)について各研究リーダーより説明がありました。
第2部は現地参加くださった方のみのクローズドな環境で、コーディネーターをNIIの船守美穂氏が務める「自大学の研究データ管理の方向性と課題を考える」の議論が展開されました。まず、14機関からそれぞれの研究データ管理の取り組み状況について、口頭で3分程度説明いただき、共通の課題や個別の課題について共有されました。これからどのような活動が課題解決に有用なのかの議論が進められましたが、時間の制約もあり、今後は、中国四国コンソーシアムで引き続き議論していくことが確認されました。
NIIと広島大学は、研究データエコシステム中国四国地区コンソーシアムの発展に向けて、引き続き協力していきます。これからもどうぞご期待ください。
(平原 孝明)
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