公開基盤チーム合宿 報告
オープンサイエンス基盤研究センターでは、コロナ禍より導入したリモートワークが浸透し、会議や打ち合わせがほぼオンラインで行われるようになりました。リモートワークは、自分のペースで業務を進められる反面、チーム内でのコミュニケーションがとりづらいという欠点があります。私達公開基盤チーム は週に1回2時間程度の対面によるミーティングを行っていますが、それぞれのプロジェクトについて深い議論ができず、消化不良感が否めませんでした。そこで、 それぞれのプロジェクトについての課題を深く議論するために、公開基盤チームで合宿を行うことになりました。
公開基盤チーム合宿は、2024年7月29日から8月1日にかけて国立情報学研究所の軽井沢セミナーハウス で行いました。合宿には、公開基盤開発リーダーの林正治さん、OAアシスト機能担当の河合さん、キュレーション機能担当の南山さん、人社利用推進担当の朝岡、技術専門員の住吉さん、大岡さん、最終日には谷藤さん、長瀬さんの計9人が参加し、それぞれの開発計画について見直し、今後の公開基盤の開発内容 について課題整理や要件定義を行いました。
課題整理および要件定義にあたっては、企業での開発経験がある住吉さん、大岡さんファシリテイトのもと、ブレーンストーミング形式で行いました。
- ・ 話題提供者は課題を発言しながら、付箋に書く
- ・ ファシリテーターは付箋に書いたことを整理し、模造紙に貼る
- ・ 参加者は、模造紙をみながら、思いつく意見を付箋に書きながら発言(意見の否定はNG)
この作業を一つのキーワードをもとに約30分から50分、課題抽出、問題整理を行い、要件抽出を進めました。ただ、やはり顔を合わせての議論となると、議論に集中してしまい、付箋に書き出すのが後手に回ったり、そのために書き出しに手間取ったり、それぞれが試行錯誤のなかで作業を進めました。ときどき、漢字が出てこないといった状況があったことはご愛敬。普段なかなか集中して議論することがなくなってしまった中で、皆で議論する贅沢な時間が取れたことは大変貴重で、それぞれが議論の足りなさを痛感したことと思います。今まで担当ひとりひとりが抱えていた問題をチーム全体で共有し、その問題を模造紙上で具体化することができ、それぞれの担当が取り組むべき課題を明確にすることができました。
今回の公開基盤チーム合宿で得られた知見をもとに、公開基盤を含むチームのサービス開発に繋げていければと思います。
(朝岡 誠)
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