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RCOSメンバーよりごあいさつ

2022.11.11

2022年10月よりオープンサイエンス基盤研究センター(RCOS)にお世話になっております、市地と申します。

着任から少し経ち、メンバー各々が柔軟に在宅勤務を併用する職場のスタイルに徐々に慣れてきました。ご時世もあり、毎朝毎夕すし詰めの列車で通うことはなくなりましたが、通勤で地下鉄を利用する度に「駅に近くて、なんて便利な立地なのだろう」と感じます。
考えてみると、歩けば次の駅に着いてしまうほどに都心部の地下鉄は駅の間隔が狭く、駅の密集地帯です。この頃、駅構内で見かける「全駅スタンプラリー」のポスターによれば、東京メトロだけで144駅もあるとのこと。数年後には、有楽町線が延伸され、さらに駅が増えることでしょう。バリアフリー対応など地上の鉄道以上に課題を持ちつつも、目的地別に出口が充実し、他路線との乗換駅が多く設けられています。

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どんどん便利になり、他社の路線との乗り入れで路線も時刻表も複雑化した東京の地下鉄。乗客として完璧に使いこなすには膨大な知識が必要ですが、初めて乗る人にも使いやすいように多くの工夫が凝らされ、関係者の不断の開発と維持によって「普通に乗れている」ことを実感します。
誰でも・いつでも・やさしく使えるように――基盤(インフラ)とは、どのような領域でも目指すところは同じなのだと、地下鉄に乗っていて、思うのです。
RCOSが開発し、NIIとして提供する研究データ基盤にまつわる色々なことを、より多くの方に親しんでいただけるよう、日々学びながら従事したいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

(市地)