機関リポジトリのブランディング
2020.10.23
ここ最近、どうすれば研究者が機関リポジトリを積極的に利用するようになるのかを考えています。
というのも、データの解析結果からは、そのような傾向が殆ど見られなかったからです。
プレプリントサーバーやSNSの利用が定着しつつあることを踏まえれば、それらと同等の機能を機関リポジトリに付加することで、利用を促進できると思えるかもしれません。
しかし、arXivやResearchGateはブランドとして確立されているため、仮に同等の機能を付加できたとしても、機関リポジトリがそれらに代わる選択肢となるのかは不確かです。
このような問題は、機関リポジトリを機関単位のサービスとしてブランディングする限り、根本的な解消が難しいように思えます。
したがって、国単位のサービスとしてブランディングし、数多ある機関リポジトリを単一のリポジトリに見せるような工夫が今後は必要になるかもしれません。
(河合 将志)
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