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RCOSメンバーよりごあいさつ:常川真央

2019.05.31

今年の4月よりオープンサイエンス基盤研究センターに着任いたしました常川真央と申します。どうぞよろしくお願いします。

私は学生の頃より図書館情報学を学び、以来学術情報システムに関わる様々な仕事に携わってまいりました。前職は千葉大学アカデミック・リンク・センターの特任助教として、司書課程における情報検索や電子図書館に関する授業を行う傍ら、学部生から大学院生を対象とした研究リテラシー教材の作成に携わっておりました。同時に、オープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)研究データタスクフォースの一員として、研究データ管理支援者を対象としたRDMトレーニング教材の開発にも携わってまいりました。また、前々職はアジア経済研究所の図書館員として機関リポジトリのJAIRO Cloud移行に携わっており、参加機関としての経験も有しております。

これまでのキャリアの中で、オープンアクセスにつながる次の未来像としてオープンサイエンスというビジョンに触れ、私も学術の未来を形作るような取り組みができないかと、その時自分がいる場所でできることを取り組んでまいりました。RCOSは、多くの学術機関を支えるオープンサイエンス基盤を提供するという観点から関わることができる場所であり、より多くの研究者や学術機関の皆様に貢献していけるのではないかと考えております。

私の担当業務はRCOSが構築している各基盤やトレーニングの連携促進に関わるものとなる予定です。オープンサイエンスの促進において、研究データの公開が重視されていますが、そのためには研究が始まる段階から研究データが安全かつ適切に管理・保存されていることが必要です。近年では研究助成機関がデータマネージメントプランの提出を研究者に求めているという背景もあり、研究データ基盤も研究が始まる前から途切れのないサポートを行うような機能が必要と考えています。

研究活動のはじめから終わりまで、研究者のすべての研究プロセスに寄り添うソリューションとNII RDCがなるように、様々な基盤やトレーニング等の取り組みがシームレスに連携する仕組みづくりに取り組んでまいります。

(常川 真央)