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RCOSメンバーよりごあいさつ:朝岡誠

2019.05.20

今年の4月よりオープンサイエンス基盤研究センターに勤務することになりました朝岡誠と申します。どうぞよろしくお願いします。

前職は立教大学社会情報教育研究センターの助教として社会調査や統計学の授業を行う傍ら、立教大学データアーカイブRUDAで社会科学研究者が行った調査データを預かり、利用したい研究者に提供するという業務を行っていました。
恥ずかしながら、オープンサイエンスという言葉を聞いたのは2年前にRUDAとRCOSで共同研究を行うようになってからでして、RCOSのインフラ事業計画を聞いた際には「黒船が来たな。これは社会科学分野ですごい騒ぎになるな。」と思ったものです。
現在、この事業に携わることで今まで気付かなかった、考えていなかった発見をさせていただいています。

人文社会科学分野のデータは職歴や所得といった情報を含むため、個人情報保護の観点から厳密に取り扱う必要があります。しかし、その一方でこれらの貴重なデータをいろいろな分野で広く利活用していただくことも重要です。
現在、日本学術会議で「人文学・社会科学データインフラストラクチャー構築プログラム」というプロジェクトが行われており、その中で人文社会科学データを所有する機関とともに人文社会科学データの共有の方法を検討しています。私はこのプログラムのコーディネーターとして、現場の研究者の皆さまの意見に根ざした共有の方法、インフラを整備していきたいと考えております。

(朝岡 誠)