Invenio v3 Bootcamp 参加報告
2019年3月19日〜21日、 欧州原子核研究機構(CERN)で開催された開発者向けのワークショップInvenio v3 Bootcampに参加してきました。
以前にも紹介いたしましたが、RCOSが開発を進める公開基盤「WEKO3」のフレームワークにはInvenio v3が採用されており、開発ノウハウの習得は公開基盤チームの必須事項です。
今回のワークショップへの参加は、主にノウハウ習得を目的としていました。
ワークショップには欧州からの参加者を中心に全部で30名ほどの参加者がありました。
大学等の研究機関および研究機関に関係する企業からの開発者の参加が殆どで、旧バージョンのInvenioユーザが大半を占めていました。
参加者の中には、Invenio v3を利用した開発に取り組んでいる開発者もいて、実装方法や開発上の悩みを共有できたのがとても刺激的でした。
ワークショップは、朝9時から夕方17時まで、数回の休憩を挟みながら、ひたすら演習、演習といった形で進められました。
Bootcampの様子、Invenio公式ツイッターより
Bootcampの名の通り、テンポが早く、一旦躓くとすぐについていけなくなる感じだったのですが、CERNのInvenio v3開発者がヘルプに入る形で問題を解決していました。
我々のチームは、これまでにもCERNの開発者からいろいろとノウハウを伝授してもらっていたのですが、体系付けられたワークショップを受講したことで、より理解が深まったと感じています。
今後は、このワークショップで得られた知見を、WEKO3の開発に反映していければと思います。
引き続きのご支援をよろしくお願いいたします。
なお、ワークショップのスライドと素材はウェブ上に公開されていますので、興味がある方は是非試してみてください。
(林 正治)
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