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RCOS概要
NIIオープンサイエンス基盤研究センター(RCOS:Research Center for Open Science and Data Platform)は、世界的なオープンサイエンスの気運を受け、そのインフラとなる学術基盤を開発・運営するため、2017年に国立情報学研究所(NII)内に設置されました。
世界では、情報の公開・共有および幅広い協働活動が飛躍的に容易となったデジタル時代に鑑み、学術活動を新たな次元(=オープンサイエンス)で創出しようという気運が高まっています。学術論文や研究データなどの学術資源が紙面等の物理的記録媒体から解放され、インターネット上で自由に共有されるようになったとき、研究活動はどのような新たな展開を見せるのでしょうか。インターネット上で国内外の研究者、そしてアカデミアと社会が緊密に連携したとき、学術や社会における問題解決、イノベーションはどのように進展するのでしょうか。同時に、研究成果や研究活動の履歴が確認可能であるということは、本来的にオープンであり、先人の発見の上に自分の発見を発展させるという学術活動を下支えし、加速するものと考えられています。
このオープンサイエンスについては、国際的には2013年のG8の科学技術大臣会合の共同宣言から各国・地域において取り組みが加速しています。日本においても、2015年に内閣府からオープンサイエンス推進に関わる報告書が提出され、日本学術会議や科学技術・学術審議会がこれに続きました。第5期科学技術基本計画(2016-2020)においてオープンサイエンスの推進が明言され、第6期科学技術・イノベーション基本計画(2021-2025)では新たな研究システムの構築(オープンサイエンスとデータ駆動型研究等の推進)が求められています。
RCOSは、これら政策が求める学術論文と研究データなどを管理・公開・検索するための学術基盤を開発・提供します。