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キュレーション機能

RCOSでは、GakuNin RDMやJAIRO Cloudと連携した、研究データの再利用を促進するためのキュレーション機能の整備に取り組んでおります。本機能は、研究データの収集・整理・公開に至るプロセス全体を支援し、研究者が研究の初期段階からメタデータを適切に付与できるよう支援するものです。特に、分野ごとの専門的な記述項目に対応した入力支援、標準化と相互運用性を確保したメタデータスキーマの設計、そして機密情報やプライバシーに対応したアクセス制御との連携を想定しています。

Curation


研究中のデータにメタデータを付与

研究グループ内でデータ再利用を行う際、時間の経過ともに、グループ内で共有しているデータがどのような特性のデータだったのかが分からなくなることがあります。研究初期の段階からデータの特性を自動的に記録・付与できる仕組みを構築することで、作成者本人による記述負担を軽減し、再利用性を確保します。


分野の文脈に沿ったメタデータを付与

同じ分野の他研究者がデータを再利用するためには、研究の文脈や専門的情報を反映したメタデータが必要になることがあります。分野専門のメタデータを記述可能とし、公開するための支援機能を提供します。分野固有の語彙や構造に基づく記述を促進します。


公開しているデータへのアクセス制限を設定

研究データの中には公開による共有が望ましくないコンテンツがあります。医学や社会科学の分野では、調査対象者のプライバシー保護の観点から研究データを誰でもアクセスできるようには公開せず、条件を満たした利用者にのみデータを提供しています。このような研究コンテンツの提供のことは制限公開/制限共有とよばれ、世界の研究データリポジトリの約半数がこのようなコンテンツ提供に対応しています。
機密性やプライバシーを含むデータにも対応できるよう、JAIRO Cloudに制限公開機能を整備し、ライセンスや利用条件を明示し、アクセス制御と連動したメタデータの付与を行う仕組みを整備します。


分野を越えたデータの再利用環境を提供

学際的な研究プロジェクトでは、異なる研究分野のデータを統合的に検索・利活用できる環境が必要になります。JAIRO Cloudで各分野の異なるメタデータスキーマ間の相互運用性を確保する仕組みを設計し、分野横断的なテーマ探索を可能にします。