JMOOC講座「オープンサイエンス時代の研究データ管理」が開講しました(2017.11.15)
近年、国際的な動向として、論文だけでなく研究データやソフトウェアなどもインターネット上などで社会一般に広く公開・共有する「オープンサイエンス」が新しい研究の進め方として注目されています。異なる機関が研究データ等を共用するためには、それらを共通の名称や形式で保存・公開するなどオープンサイエンスに向けた研究データ管理が求められますが、こうした管理に関する基礎知識やノウハウが普及していないことがオープンサイエンスの推進における大きな障害になっています。
本講座は、オープンサイエンスにおける研究データ管理に関する基礎的な知識の習得を目的に、大学・研究機関の図書館、IT部門、研究支援部門等の支援人材育成のためのトレーニングツールとして開講します。平成28年度(2016年度)にデータ管理のための教材資料を作成・公開した「オープンアクセスリポジトリ推進協会」研究データタスクフォースの協力のもと、本研究所が制作しました。
研究活動の進展に伴って研究データがたどるプロセスとその管理のあり方について理解するとともに、研究の再現性と透明性の向上に欠かせない効果的な研究データ管理の方法について学ぶことができます。概略を学んだ後、各学習者が所属機関における研究データ管理サービスの構築に向けた戦略立案を行うための足掛かりを得られるよう構成されています。
「オープンサイエンス時代の研究データ管理」
http://www.nii.ac.jp/service/jmooc/rdm/
以下のいずれかに該当する方を受講者として想定しています。
・ 大学や研究機関等において研究者の支援に携わる方
(図書館・IT部門・研究支援部門の職員(URA含)、研究室で研究補助業務に携わる方等)
・ オープンサイエンスや研究データ管理に関心のある方